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ズートピアのナマケモノ・フラッシュの正体!驚きの裏設定と声優の秘密

安藤 澪 安藤 澪 • 更新: • 公開: • 読了約 8 分
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2016年の劇場公開以来、世界中で社会現象を巻き起こし、続編『ズートピア2』の公開でも世界的な注目を集めるディズニー映画『ズートピア』。数ある個性豊かな動物キャラクターの中でも、主役のジュディやニックを凌ぐほどの圧倒的なインパクトで観客の心を掴んだのが、ナマケモノの「フラッシュ」です。

劇中の免許センターで繰り広げられる極端にスローなやり取りや、ラストで明かされる衝撃的なドライブテクニックは、一度見たら忘れられない名シーンとして語り継がれています。この記事では、フラッシュという名前に隠された皮肉な意味から日本語吹き替え声優のキャスティング秘話、猛スピードで暴走する理由などの緻密な裏設定まで、余すところなく解説します。

【名シーン徹底解剖】免許センターで起きた「笑うシーン」と爆笑の理由

ズートピアナマケモノ

『ズートピア』を語る上で絶対に外せないのが、ジュディとニックが車のナンバー照会のために訪れる免許センター(DMV:陸運局)のシーンです。行政機関の窓口業務が驚くほど遅いというアメリカあるあるを痛烈に風刺したこの場面では、職員全員がナマケモノで構成されており、観客の笑いを誘いました。

一刻を争うジュディの焦りをよそに、フラッシュはまばたき一つ、言葉の受け答え一つに途方もない時間を費やします。中でも白眉なのが、ニックが仕掛けた「ラクダがコブを2つ持っている理由は?」というジョークに対してフラッシュが見せるナマケモノの笑うシーンです。

ジョークの意味を理解したフラッシュの口角が、数秒かけてじわじわと上がり、独特の低い笑い声がスローモーションのように響き渡る描写は、ディズニーのアニメーション技術の真骨頂と言えます。さらにその冗談を隣の席の同僚プリシラに伝えようとする連鎖によって、ジュディのタイムリミットが容赦なく削られていくテンポ感は、何度見返しても色あせない喜劇の傑作シーンです。

【なぜ猛スピードで運転?】フラッシュがスピード違反を起こす驚きの真相と裏設定

映画のクライマックス、警察官として正式にバディを組んだジュディとニックが追跡する「時速180キロ以上で爆走するスポーツカー」の運転手こそが、フラッシュその人でした。この鮮やかなオチには、単なるギャグにとどまらない緻密なキャラクター設定が存在します。

「なぜ動作が遅いナマケモノがスピード違反をするのか?」という疑問に対し、制作陣が明かしている理由は極めて合理的かつユーモラスです。フラッシュは決して急いでいるわけでも、スピード狂なわけでもありません。単に「一度アクセルペダルを深く踏み込んだ後、足をペダルから離す動作が遅すぎるため、結果として加速し続けてしまう」というのが真相です。

さらにブレーキを踏み直す動作にも時間がかかるため、減速することなく街中を猛スピードで駆け抜けることになります。ナマケモノの生態的特徴をそのまま逆手に取ったこの裏設定を知ると、あのラストシーンがより一層味わい深いものになります。

【名前の意味と愛車】「フラッシュ」という命名の皮肉とナンバープレートの仕掛け

彼のフルネームはフラッシュ・スロースモア(Flash Slothmore)。誰が見ても明らかなように、「Flash(閃光・一瞬)」という名前は、最も動作が緩慢なナマケモノに対する強烈なアイロニー(皮肉)として名付けられています。

作中の細かなビジュアル演出にも、ディズニーらしい遊び心が散りばめられています。フラッシュが乗り回している真っ赤なスポーツカーの車のナンバープレートに刻まれている文字は「FST NML」。これは英語の「Fast Animal(速い動物)」を短縮したスラング表記です。

周囲からはとてつもなく遅いと思われながらも、本人のセルフイメージや乗っている車は誰よりも速いというギャップが、ナンバープレートという極小のディテールにまで完璧に落とし込まれています。

【豪華吹き替え声優陣】フラッシュ役の村治学とプリシラ役の近藤春菜の妙技

日本語吹き替え版のクオリティの高さも、フラッシュの人気を不動のものにした大きな要因です。フラッシュ役の声を担当したのは、海外ドラマの吹き替えや舞台で圧倒的な実力を誇る声優の村治学さんです。

村治さんは、通常のアフレコとは全く異なる「音の引き伸ばし」と「独特の脱力感」を見事に表現し、聞いているだけで脱力してしまうような絶妙な間を完成させました。原語版の声を担当したディズニーのアニメーター、レイモンド・S・パーシーのニュアンスを完璧に昇華した職人技です。

また、フラッシュの隣で働く女性ナマケモノ・プリシラ役の声優はハリセンボンの近藤春菜さんが担当。台詞数こそ少ないものの、フラッシュ以上にスローペースな受け答えをユーモアたっぷりに演じ切り、作品に絶妙なアクセントを加えました。

【スピンオフと続編情報】『ズートピアプラス』での活躍と『ズートピア2』の動向

本編での大反響を受け、ディズニープラス独占配信の短編アニメーションシリーズ『ズートピアプラス』では、フラッシュを主役に据えたエピソード「ディナー・ラッシュ」が制作されました。このスピンオフでは、フラッシュがプリシラを高級レストランに連れて行き、プロポーズを試みるというファン感涙のストーリーが描かれています。

レストランのウェイターが閉店時間に追われ焦る中、超スローペースでディナーを楽しむ2人の姿や、思わぬ形で街の事件を解決してしまう展開など、フラッシュの魅力が凝縮された内容として高い評価を獲得しました。

『ズートピア2』の最新情報においても、フラッシュは欠かせない人気キャラクターとして再登場が決定づけられており、警察署や街の新たな施設を舞台に、ジュディたちとどのような掛け合いを見せてくれるのか世界中から熱い視線が注がれています。

【ズートピア ナマケモノ】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:フラッシュの本名や種類のモデルは何ですか?
A1:本名は「フラッシュ・スロースモア(Flash Slothmore)」です。モデルとなっている動物は中南米の熱帯林に生息する「ミツユビナマケモノ」で、作中でも指の数が3本に描き分けられています。

Q2:フラッシュとジュディの相棒ニックは元々知り合いだったのですか?
A2:はい、旧知の仲です。ニックは免許センターを訪れた際、フラッシュを「友達」と呼んで親しげに接しており、裏社会や街のあらゆる層に顔が利くニックの人脈の広さを示すエピソードとなっています。

Q3:フラッシュの乗っている車の車種は何ですか?
A3:特定の市販車そのものではありませんが、1950〜60年代のクラシックなアメリカンマッスルカーやヨーロピアンスポーツカーをモチーフにデザインされたオリジナルのツードアクーペです。

『ズートピア』のフラッシュは、ナマケモノという動物の持つ生態的な特徴をユーモアへ昇華させ、名前の皮肉から車のナンバー、スピード違反の理由に至るまで、徹底的に計算された設定によって世界的な人気キャラクターとなりました。

村治学さんによる名吹き替えの心地よいテンポ感や、スピンオフ『ズートピアプラス』で見せた意外な男らしさなど、知れば知るほど愛着が湧く要素に満ちています。最新作『ズートピア2』の展開とともに、マイペースに時代を駆け抜けるフラッシュの活躍から今後も目が離せません。

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コンテンツディレクター 安藤 澪
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