日本屈指の絶叫テーマパークとして圧倒的な存在感を誇る「富士急ハイランド」。「入場料がタダって本当?」「チケット代の仕組みがよく分からない」と疑問を抱く方は少なくありません。実際、富士急ハイランドは入園料無料のシステムを採用していますが、アトラクションに乗るための料金体系を知らないまま訪れると、思わぬ出費に戸惑うケースもあります。
2026年現在、チケット料金は需要に応じて価格が変動する「ダイナミックプライシング(価格変動制)」が完全に定着し、来園日によってフリーパスの価格が大きく異なります。園内をスムーズに楽しむための顔認証システムの活用法から、損をしないフリーパスの買い方、絶叫優先券の確保術まで、最新の料金事情を余すところなくお伝えします。
【真相解明】富士急ハイランドの入園料が「無料」である理由と仕組み

「遊園地なのに誰でも無料で入れるのはなぜ?」と不思議に思う可能性がありますが、富士急ハイランドは2018年夏から入園料無料化を実施しています。その最大の狙いは、園内での滞在スタイルを多様化させ、飲食や物販、周辺リゾート施設への回遊性を高めることにあります。
従来のような「高い入場料を払ったからには1日中アトラクションに乗り続けなければ損」というプレッシャーをなくし、以下のような気軽な利用を可能にしました。
- 園内レストランやカフェだけの利用:有名チェーン店や富士山麓のグルメを目当てに立ち寄る
- 「トーマスランド」や「リサとガスパール タウン」の散策:小さな子ども連れやシニア層が無理なく観光を楽しむ
- 写真撮影やお土産の購入:絶叫マシンに乗らず、富士山の絶景やイベントブースを満喫する
なお、入園料は無料ですが、ゲートではセキュリティ強化とスムーズな再入場を目的に顔認証システムによる登録が必須となっています。チケットレスで顔パス入場ができるため、入場ゲートの混雑も大幅に緩和されています。
【2026年最新】フリーパス料金体系とダイナミックプライシングの仕組み
園内を歩くだけなら無料ですが、アトラクションに乗る場合はフリーパスまたは個別のアトラクション利用券を購入します。富士急ハイランドのフリーパスは、時期や曜日、混雑予測に応じて料金が上下するダイナミックプライシング(価格変動制)が導入されています。
2026年時点における大人(18〜64歳)の1日フリーパス料金の目安は以下の通りです。
- 閑散期・平日(ローシーズン):約6,000円〜6,600円
- 通常期(レギュラーシーズン):約6,800円〜7,200円
- 繁忙期・大型連休(ハイシーズン):約7,500円〜7,800円
料金の決定は事前に公式サイトの価格カレンダーで公表されます。少しでも安く楽しみたい場合は、平日のローシーズンを狙ってスケジュールを組むのが賢明です。
また、午後から短時間で楽しみたい方向けに、アフタヌーンパスも販売されています。14時以降の利用に限定される分、通常フリーパスより1,000円〜1,500円ほど割安に設定されており、午前中は富士五湖周辺を観光し、午後から絶叫マシンに挑戦するといった柔軟なプランニングに最適です。
前売り券と当日券の違い|知っておくべき購入の鉄則
富士急ハイランドを訪れる際、チケットを「前売り券」で買うか「当日窓口」で買うかによって、料金と利便性に決定的な差が生じます。
公式オンラインチケットサイト(富士急トラベルや公式アプリ)で販売される前売りWEBチケット(E-TICKETS)は、当日窓口販売価格よりも約200円〜400円ほど安く設定されている場合がほとんどです。加えて、事前に顔写真を登録しておけば、当日はチケット窓口に並ぶことなく専用の顔認証ゲートからダイレクトに入園できます。
混雑日の当日券売り場は長蛇の列になることも珍しくありません。金銭的にも時間的にも、前売り券をWEBで事前決済しておくことが鉄則です。
入場のみで乗り物に乗る場合の「アトラクション別料金」と損益分岐点
「絶叫マシンに1〜2個だけ乗りたい」「同伴者が乗るのを待つ間に1つだけ体験したい」という場合、入場のみで入り、乗りたいアトラクションの個別利用券を園内の券売機や公式アプリから購入できます。
ただし、主要な大型絶叫アトラクションの単体料金は比較的高額に設定されています。
- ええじゃないか:1回 2,000円
- FUJIYAMA:1回 2,000円
- 高飛車:1回 2,000円
- 戦慄迷宮(時間指定券):1組(4名まで)4,000円〜8,000円(時期により変動・フリーパス所持でも別料金)
- 中・小型アトラクション:1回 800円〜1,500円
※かつて世界最速の加速力を誇った「ド・ドドンパ」は営業終了を迎えており、現在は「ええじゃないか」「FUJIYAMA」「高飛車」の3大コースターを中心に新アトラクション開発への期待が高まっています。
主要な絶叫コースターに3回以上乗る場合は、個別券を買い集めるよりもフリーパスを購入したほうが確実にお得です。乗るアトラクションの数が2個以下の予定であれば、個別課金スタイルを選ぶとコストを最小限に抑えられます。
待ち時間を劇的に短縮する「絶叫優先券」の買い方
繁忙期や週末になると、人気アトラクションの待ち時間は90分〜150分を超えることも日常茶飯事です。限られた時間で効率よく楽しむために欠かせないのが絶叫優先券(ファストパスに相当)です。
絶叫優先券は指定した時間帯に専用レーンからほぼ待ち時間なしでアトラクションに搭乗できる有料チケットです。1アトラクションあたり1,500円〜3,000円程度(時期や時間帯により変動)で販売されています。
購入方法は主に以下の2通りです。
- 事前WEB販売:来園日の数日前〜前日に公式アプリまたはWEBサイトで数量限定販売(混雑日は即完売することが多いため、販売開始直後の確保が必須)。
- 当日園内販売:当日の残枠がある場合のみ、公式アプリや園内チケットカウンターで先着順に販売。
フリーパスとは別料金になりますが、「せっかく来たのに並ぶだけで一日が終わってしまった」という事態を避けるための強力な投資となります。
【最安値で買う方法】お得な割引クーポンと年間パスポート事情
富士急ハイランドのチケットをお得に手に入れる裏ワザや割引ルートは複数存在します。
最も手軽なのは公式会員サービス「CLUBフジQ」の会員限定割引クーポンです。登録無料で即座に割引価格が適用されます。また、JAF会員優待、ベネフィット・ステーションなどの福利厚生サービス、各種クレジットカードの優待プランでも数十パーセントの割引が受けられることがあります。
遠方からアクセスする場合は、高速バス・電車往復乗車券とフリーパスがセットになった企画切符のコストパフォーマンスが圧倒的です。新宿や渋谷、横浜など主要ターミナル発着のパッケージを利用すると、個別に交通費とチケット代を支払うよりも数千円単位で節約できます。
なお、ヘビーユーザー向けに販売されていた年間パスポートは、時期によって販売休止や制度改定が行われており、2026年現在の評判や利用条件は事前確認が必要です。年に4回以上通うコアファンには重宝される一方、ダイナミックプライシング下での除外日設定などもあるため、利用規約をしっかり確認した上での購入が推奨されます。
駐車場料金とアクセス時の注意点
マイカーで来園する場合、見落としがちなのが駐車場料金です。
- 普通車駐車料金:1日 1,500円〜2,000円(特定日・繁忙期は変動あり)
- 入出庫:カメラ式ナンバー認識システムが導入されており、事前の精算機利用でスムーズに出庫可能
中央自動車道「河口湖IC」または東富士五湖道路「富士吉田IC」から直結という抜群のアクセスを誇りますが、連休時の周辺道路は激しい渋滞が発生します。渋滞を避けて開園直後から遊びたい場合は、富士急行線「富士急ハイランド駅」直通の電車利用や、早朝発の直行高速バスの利用が非常に快適です。
【富士急ハイランドの入場料】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:本当にアトラクションに乗らなければ1円も払わずに帰れますか?
A1:はい。入園ゲートで顔認証登録を行うだけで、園内の散策やレストラン利用、お土産の購入などを完全無料で楽しめます(駐車料金や飲食代等は別途必要です)。
Q2:フリーパスで「戦慄迷宮」には入れますか?
A2:いいえ。「戦慄迷宮」はフリーパス対象外のアトラクションとなっており、別途時間指定の専用利用券(1組4,000円〜8,000円程度)の購入が必要です。
Q3:雨の日でもフリーパスを買う価値はありますか?
A3:雨天時は「FUJIYAMA」や「ええじゃないか」などの主要屋外コースターが運休となる可能性が高いです。悪天候時はフリーパスを購入せず、入園無料のまま屋内アトラクションや営業中のマシンのみ個別券で利用することをおすすめします。
富士急ハイランドの入園料無料システムは、目的や予算に合わせて自由な滞在スタイルを選べる非常に合理的な仕組みです。「絶叫マシンを一日中乗り倒す」ならWEB前売りのフリーパス一択ですし、「園内の雰囲気を味わいながら1〜2個だけ楽しむ」なら入場のみの個別乗車がベストな選択となります。
ダイナミックプライシングが適用されている現在、事前のカレンダー確認とWEB予約の活用が最大の節約術です。混雑時期には絶叫優先券を賢く組み合わせ、富士山麓の爽快なロケーションで最高の体験を手に入れてください。