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世界で最も治安がいい国は?2026年最新ランキングと安全な渡航先

安藤 澪 安藤 澪 • 更新: • 公開: • 読了約 8 分
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円安や物価高の波が続くなかでも、海外旅行への需要や将来を見据えた海外移住への関心は衰えを見せていません。しかし、地政学リスクの変動や各地での社会情勢の変化に伴い、渡航先を選ぶ際に最も重視される要素が「現地の治安と安全性」です。

本稿では、国際的なシンクタンクが発表した世界平和度指数(GPI)の2026年最新データや各国の犯罪統計を徹底分析。かつて「世界一安全」と称された日本の現在地をはじめ、女性の単身渡航でも安心して滞在できる国々、移住先として現実的な選択肢となる地域のリアルな情勢を深掘りして解説します。

【2026年最新】世界平和度指数から見る治安がいい国ランキングTOP10

治安がいい国

オーストラリアのシドニーに本部を置く経済平和研究所(IEP)が毎年公表する世界平和度指数(Global Peace Index / GPI)は、各国の治安情勢を客観的に測る国際標準の指標です。国内の凶悪犯罪率、警察官の比率、テロリスク、軍事費、対外関係など23の項目を数値化して順位が決定されます。

2026年の最新集計において、世界トップクラスの安全性を維持している上位10カ国は以下の通りです。

1位:アイスランド(圧倒的な低犯罪率と軍隊を持たない高い平和度)
2位:アイルランド(EU域内でも突出した社会秩序と治安の安定)
3位:デンマーク(社会保障の充実と強固な地域コミュニティ)
4位:オーストリア(厳格な法執行と観光地での高い防犯体制)
5位:ニュージーランド(自然環境に恵まれ凶悪犯罪が極めて少ない島国)
6位:シンガポール(厳格な法罰と徹底した都市監視システム)
7位:ポルトガル(穏やかな国民性と銃規制による治安の良さ)
8位:スイス(高度な直接民主制と自衛体制による政治的安定)
9位:スロベニア(中欧の隠れた治安大国、夜間の一人歩きも安心)
10位:フィンランド(高水準の教育と警察への厚い信頼)

ヨーロッパ勢がランキングの大半を占めるなか、アジア地域ではシンガポールが単独でトップ10にランクインし、独自の存在感を放っています。

アイスランドが18年連続1位の理由|警察官が銃を持たない究極の平和社会

北極圏直下に位置する島国アイスランドは、GPIの調査開始以来、不動の1位を守り続けています。人口約39万人の小国でありながら、なぜこれほど強固な治安が維持されているのでしょうか。

最大の理由は、格差の極めて少ない社会構造と高い相互信頼にあります。国民同士の結びつきが強く、失業率や貧困率が極めて低いため、窃盗や強盗などの財産犯が発生する土壌そのものがありません。一般的な警察官が通常業務で銃火器を携行しない国としても知られています。

夜間にカフェの外へ乳母車を置いたまま店内でお茶を飲む親の姿が日常的に見られるほど、市民社会の防犯意識と相互監視機能が自然な形で機能しています。旅行者にとってもスリやぼったくりの心配がほぼ皆無であり、世界で最もストレスなく滞在できる国といえます。

日本が上位トップ10から後退した経緯と「体感治安」のギャップ

かつてGPIでも上位の常連だった日本ですが、2026年時点では17位前後で推移しています。「日本は世界屈指に安全なはずでは?」と疑問を抱く読者も少なくありません。

この順位変動の背景には、指標の測定基準があります。殺人や強盗といった刑法犯の発生率は依然として世界最低水準を誇るものの、GPIの評価項目には「防衛予算の増額動向」や「東アジア情勢に伴う地政学的リスク」が大きな比重で含まれているためです。つまり、国内の犯罪治安が悪化したのではなく、国際関係上の安全保障スコアが順位を押し下げた形です。

旅行者や生活者が肌で感じる「街頭犯罪に巻き込まれない安心感」という観点においては、日本の都市部は依然として世界最高峰の安全水準を維持しています。

女性の一人旅にもおすすめ!安全性が際立つ人気渡航先と穴場都市

女性のソロトラベラーにとって、治安の良さは旅先選びの絶対条件です。トラブルを避けつつ異国情緒を満喫できる国として、次のエリアが高い支持を集めています。

■ シンガポール(東南アジア)
地下鉄(MRT)網が発達し、深夜でも街灯が明るく防犯カメラが張り巡らされています。英語が公用語として通じるため緊急時のコミュニケーションも容易で、初めての女性海外一人旅に最適な環境です。

■ デンマーク・コペンハーゲン(北欧)
キャッシュレス決済が100%近く普及し、現金の抜き取りを狙うスリが激減。公共交通機関が24時間運行しており、女性が夜間に移動する際の心理的ハードルが極めて低い都市です。

■ スロベニア・リュブリャナ(中欧の穴場)
「欧州で最も安全な首都」と評されるリュブリャナは、旧市街全体が歩行者専用ゾーンとなっており、車両トラブルや路上犯罪のリスクが抑えられています。治安の良さに対して物価が西欧諸国より手頃な点も魅力です。

海外移住・長期滞在で選ぶなら?治安と生活コストのリアルな比較

旅行だけでなくリモートワークやリタイアメントによる海外移住を検討する場合、安全性と同時に「毎月の生活維持費」がシビアな問題となります。

スイスは治安・インフラ・教育水準のすべてにおいて最高峰ですが、都市部での単身生活費が月額60万円〜80万円を超えるケースも珍しくなく、滞在ビザの取得条件も極めて厳格です。

一方で、生活防衛と安全を両立できる選択肢として注目されているのがポルトガルやマレーシア(クアラルンプールの一部高級住宅街)です。ポルトガルは西欧屈指の治安の良さを誇りながら、家賃や食費が主要国の中で比較的抑えられています。外務省の海外安全情報でも危険レベル0(全土で特段の注意喚起なし)を継続しており、移住希望者にとって現実的な候補地となっています。

【治安 が いい 国】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:ヨーロッパ旅行でスリや置き引きに遭わないための鉄則は?
A1:治安が良いとされる国であっても、主要駅や観光スポット周辺では集団スリが活動しています。スマートフォンをズボンの後ろポケットに入れない、カフェで荷物を置いたまま席を立たない、リュックは体の前で抱えるといった基本的な自己防衛を徹底してください。

Q2:外務省の「海外安全情報」は渡航前にどこを確認すべきですか?
A2:外務省海外安全ホームページで公開されている「危険レベル(レベル1〜4)」に加え、各国日本大使館が発行する「安全の手引き」を確認してください。現地の最新の犯罪手口や危険な通り名が具体的に記載されており、実用的なリスク回避に直結します。

Q3:アジアでシンガポールの次に治安が良い国はどこですか?
A3:東アジアでは台湾および韓国が極めて高い安全水準を誇ります。夜市などの人混みでも凶悪犯罪の発生率は低く、日本人旅行者にとって言語・距離の面でもハードルが低い渡航先です。

世界平和度指数などの統計データは、その国の構造的な安全度を知るための強力な羅針盤となります。しかし、どれほど治安ランキング上位の国であっても、油断からくる軽犯罪の被害を完全にゼロにすることはできません。

現地の法制度や文化的な背景を理解し、外務省の最新安全情報を小まめにチェックしながら行動することが、安全で実りある海外体験を実現するための基本原則です。

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コンテンツディレクター 安藤 澪
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