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ダーツのブルとは?点数の違いや初心者向け投げ方のコツを徹底解説

星野 楓 星野 楓 • 更新: • 公開: • 読了約 7 分
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ダーツバーやアミューズメント施設で誰もが一度は目指す的の中心「ブル(BULL)」。赤と黒で彩られたダーツボードの真ん中にダーツが刺さる快感は、プレイヤーを惹きつけてやまないダーツ最大の醍醐味です。

しかし、実際にプレイしてみると「真ん中に入ったのに思った点数と違う」「内側と外側で何かルールが違うの?」と疑問を抱く場面も少なくありません。ブルの構造や点数計算の仕組み、さらには狙い通りの軌道を描くための投げ方の基本を体系的に把握しておくことで、プレイの納得感とスコアの上達スピードは劇的に変わります。

【基本知識】ダーツボード中心の名称「ブル」の構造と基本ルール

ダーツブルとは

ダーツボードの中心に位置する円形エリアの正式名称は「ブルズアイ(Bull's Eye:雄牛の目)」と呼ばれ、一般的には省略して「ブル」と親しまれています。このエリアは単一の円ではなく、同心円状に2つのパーツに分かれているのが特徴です。

中心にある最も小さな円をインナーブル(インブル / ダブルブル)、その外側を取り囲む環状のエリアをアウターブル(シングルブル)と呼びます。ボード全体の面積から見ればごくわずかなスペースですが、ゲームの勝敗を大きく左右する最重要ターゲットとして設計されています。

【点数の違い】インブルとアウターブルの配点|ソフトとハードで異なる得点ルール

ブルに刺さった際の獲得点数は、プレイするダーツの種類(ソフトダーツまたはハードダーツ)やゲーム設定によってルールが異なります。ここを混同しやすい初心者は非常に多いため、明確に整理しておきましょう。

日本国内のダーツマシンで主流となっているソフトダーツ(ファットブル設定)では、インブルとアウターブルのどちらに入っても一律50点としてカウントされます。中央の小さなインブルを無理に狙い澄まさなくても、アウターブルを含めた円全体に入れば最高クラスの得点が得られる親切な設計です。

一方、金属製チップを用いるハードダーツ(セパレートブル設定)や一部の上級者トーナメントでは配点が明確に分かれます。中心のインブルが50点(ダブル扱い)、外側のアウターブルが25点(シングル扱い)です。ハードダーツの世界では最高得点エリアが「トリプル20(60点)」になるため、ブルの位置づけや戦略自体がソフトダーツとは大きく異なります。

【ゲーム別】カウントアップとクリケットにおけるブルの重要な役割

ダーツの定番ゲームにおいて、ブルが果たす戦術的な役割はそれぞれ異なります。

スコアの高さを競うカウントアップでは、とにかく3投すべてをブルに集める「ハットトリック(3本ともブルに入ること)」がハイスコア達成の王道ルートです。ソフトダーツであればどこでも50点が入るため、最も面積が広く高得点を狙いやすいターゲットになります。

一方、陣取り合戦の要素を持つクリケットでは、ブルは15〜20の特定ナンバーと並ぶ重要な「ターゲットナンバー」のひとつです。クリケットにおけるブルは、アウターブルが1マーク、インブルが2マークとしてカウントされます。ゲーム終盤の逆転劇やクローズ(陣地確定)の鍵を握る砦として、非常に重いプレッシャーがかかる局面で狙うことになります。

【スローラインの距離】立ち位置と投球フォームの基本原則

ブルを正確に狙うためには、ダーツを投げる位置である「スローライン」の規定距離を正しく理解しておく必要があります。

現在広く普及しているソフトダーツの場合、ボードの表面からスローラインまでの水平距離は244cm(8フィート)、ボードの中心(ブル)までの高さは173cmと国際規格で厳密に定められています(※ハードダーツの水平距離は237cm)。

立ち位置(スタンス)は、利き足をスローラインに対して斜め45度〜平行に置くスタイルが一般的です。足元をしっかりと地面に固定し、投球動作中に上体が前後に揺れない安定した軸を作ることが、狙いをブレさせないための土台となります。

【初心者必見】ブルへ吸い込まれるように決まる狙い方のコツと練習法

「どうしてもブルの上下左右にダーツが散らばってしまう」という初心者は、腕の力でダーツを的に届かせようと力んでいるケースが目立ちます。ブルを射抜くための本質は、力任せの投擲ではなく、再現性の高いリリース動作にあります。

まずはセットアップ時にブルと利き目、ダーツの先端を一直線に結ぶイメージを作りましょう。テイクバック(ダーツを引く動作)では肘の位置を極力固定し、腕を前に振り出す動きに合わせて自然に指先からダーツを離します。

投球後は、伸ばした手の指先がブルを指し示しているような綺麗なフォロースルーを意識してください。ダーツが描く放物線を頭の中でイメージし、的へ「投げる」というより「放物線の上にダーツを乗せて運ぶ」感覚を掴むと、命中率は目に見えて向上します。

【ダーツのブル(BULL)】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:ソフトダーツでインブルに3本入った場合、点数は何点になりますか?
A1:一般的なファットブル設定のソフトダーツでは、インブル・アウターブルともに1本50点のため、3本とも入れば合計150点となります。この3本連続ブルは「ハットトリック」または「スリー・イン・ザ・ブラック(3本ともインブルの場合)」と呼ばれます。

Q2:ダーツボードで一番高い点数はブルですか?
A2:ソフトダーツの通常ゲーム(ファットブル)ではブルの50点が高得点エリアですが、ルール上ボード内の最高点数は「20のトリプル(20×3=60点)」です。ハードダーツではブル(インブル50点・アウターブル25点)よりもトリプル20を狙うのが基本戦術となります。

Q3:初心者は最初からブルだけを狙って練習すべきですか?
A3:最初の上達ステップとしてブルを狙い続ける練習は非常に効果的です。ブルはボードのど真ん中にあるため上下左右のズレを自己分析しやすく、フォームの再現性を高める基礎練習として最適です。

ダーツの心臓部であるブルは、ゲームを楽しむための起点であり、実力を測る最大のバロメーターです。ソフトダーツとハードダーツにおける配点の違いやゲームごとの性質を把握した上で正しい投球フォームを身につければ、狙った場所にダーツが集まる楽しさは何倍にも膨らみます。

まずはスローラインに立ち、余計な力を抜いてボードの中心を見据えることから始めてみてください。安定したリリースと美しいフォロースルーが身についたとき、心地よいヒット音とともにブルを捉える快感が日常のものとなるはずです。

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