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ホルモンはどこの部位?人気種類の特徴と違い・焼き方をプロが徹底解説

白石 ひなた 白石 ひなた • 更新: • 公開: • 読了約 10 分
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焼肉店や居酒屋の定番メニューとして親しまれている「ホルモン」。ジューシーな脂の甘みや独特の歯ごたえが魅力ですが、「シマチョウやミノって、具体的にどこの部位なのかよくわからないまま食べている」という声は少なくありません。

ホルモンは主に牛や豚の内臓肉全般を指す総称であり、部位ごとに味や食感、カロリー、さらには焼き方まで大きく異なります。知れば知るほど奥が深いホルモンの各部位の特徴から、語源の真相、そして失敗しない焼き方のコツまでを網羅して解説します。

【基礎知識】ホルモンとはどこの部位?語源の真相と「白モツ・赤モツ」の分類

ホルモンどこの部位

ホルモンとは、食肉処理された家畜の内臓肉(消化器・呼吸器・循環器など)全般を指す言葉です。かつては廃棄されることが多かった部位ですが、現代では徹底した鮮度管理と丁寧な下処理技術の向上により、正肉(カルビやロースなど)に匹敵する人気ジャンルとして定着しています。

名前の由来については諸説あります。関西弁で「捨てるもの」を意味する「放るもん(ほうるもん)」が転じたという説が有名ですが、医学用語で体内分泌物を指すドイツ語の「Hormon(ホルモン=活力を与えるもの)」にあやかって命名されたという説も有力です。昭和初期に栄養価の高い内臓料理を普及させる過程で、双方のイメージが結びついて定着したと考えられています。

ホルモンは見た目と性質から、大きく以下の2種類に分類されます。

① 白モツ(腸・胃などの消化器官系)
乳白色や淡いピンク色をした部位。シマチョウ、マルチョウ、ミノ、センマイなどが該当し、コラーゲンや脂の甘み、独特の弾力が特徴です。

② 赤モツ(心臓・肝臓などの実質臓器・筋肉系)
赤みがかった色合いの部位。レバー、ハツ、サガリ、ハラミなどが該当し、鉄分などのミネラルが豊富で、正肉に近い肉々しい旨味を持っています。(※ハラミやサガリは横隔膜の筋肉ですが、流通上はホルモンに分類されます)

【牛ホルモン部位一覧】シマチョウ・マルチョウ・胃袋4種の違いを徹底解剖

牛ホルモンは、部位ごとの個性が出やすい代表格です。特に人気の高い腸系と、4つある胃袋の違いを押さえておくと、注文時の解像度が一気に上がります。

■ シマチョウ(大腸) vs マルチョウ(小腸)
脂の乗り方と形状に決定的な違いがあります。シマチョウ(別名:テッチャン)は牛の大腸で、表面にシマ模様のような筋があるのが特徴です。脂の量が適度で厚みがあり、噛みしめるほどに旨味が広がります。一方のマルチョウ(コプチャン)は小腸を指し、筒状に裏返して脂を内側に閉じ込めているため、噛んだ瞬間に濃厚な脂の甘みが溢れ出します。

■ 牛の4つの胃袋(ミノ・ハチノス・センマイ・ギアラ)
牛は反芻(はんすう)動物であるため、胃が4つ存在します。

・第1胃「ミノ」:最も大きく肉厚な胃。肉質が非常に硬いため、包丁を入れて提供されます。クセのない淡白な味わいと、貝柱のようなコリコリとした弾力が魅力です。
・第2胃「ハチノス」:蜂の巣のような六角形の網目模様が特徴。独特のぷにぷにとした弾力があり、イタリア料理のトリッパ煮込みなど煮込み料理にも重宝されます。
・第3胃「センマイ」:無数のヒダが重なり合っている部位。脂が極めて少なく水分が豊富で、ザクザク・ジャキジャキとした歯切れの良い食感が楽しめます。湯引きした「センマイ刺し」としても人気です。
・第4胃「ギアラ(赤センマイ)」:本来の消化液を分泌する真の胃。赤みがかった見た目で、濃厚な脂の旨味と強い歯ごたえを兼ね備えています。

【赤モツ系】ハツ・レバーの食感と豊富な栄養価の魅力

赤モツの代表格であるハツとレバーは、食感も栄養成分も対照的な魅力を持っています。

ハツ(心臓)は、常に動き続けている筋肉組織であるため、筋繊維が細かく脂質が少ないのが特徴です。サクサクと歯切れの良いコリコリとした食感があり、内臓特有の臭みやクセがほとんどありません。ビタミンB群が豊富に含まれており、疲労回復を意識する場面でも選ばれています。

レバー(肝臓)は、内臓のなかでも随一の栄養密度を誇ります。吸収率の高いヘム鉄やビタミンA、葉酸が豊富で、濃厚でクリーミーなコクが特徴です。鮮度の高いレバーは角が立ち、加熱してもパサつかず、プリッとした滑らかな舌触りを楽しめます。

【牛と豚の違い】ホルモン文化を分ける食感・風味の決定的な差

ホルモンを選ぶ際、牛ホルモンと豚ホルモンの違いを意識すると楽しみ方が広がります。

牛ホルモンは脂の融点が低く、脂身自体の甘みとジューシーさが際立ちます。そのため、網焼きの焼肉やもつ鍋など、脂の旨味そのものを味わう料理に最適です。

対する豚ホルモンは、脂分が牛に比べて控えめで、皮の弾力や歯ごたえを楽しむ部位が多く揃っています。関東を中心に根強い人気の「やきとん」や大衆酒場の「もつ煮込み」には豚ホルモンが多用されます。豚特有の部位としては、胃袋である「ガツ(強いコリコリ感)」や、子宮である「コブクロ(歯切れの良いプチプチ感)」などがあり、あっさりとしたタレや塩味で酒の肴として重宝されています。

【カロリー・脂質比較】ヘルシー派必見!部位別の数値をチェック

「ホルモン=脂っこくて高カロリー」というイメージを持たれがちですが、部位を選べばカルビやロースよりも圧倒的に低カロリーかつ高タンパクな食材です。

可食部100gあたりの一般的な目安数値を見ると、その差は一目瞭然です。

・センマイ:約62kcal / 脂質 約1.2g(極めて低カロリー・低脂質)
・レバー(牛):約132kcal / 脂質 約3.7g(高タンパク・鉄分豊富)
・ミノ:約182kcal / 脂質 約12.0g(適度な脂質で食べごたえあり)
・ハツ(牛):約142kcal / 脂質 約7.5g(あっさりとしてヘルシー)
・シマチョウ:約162〜200kcal / 脂質 約13〜16g(下処理や脂の残り方で変動)
・マルチョウ:約280〜350kcal / 脂質 約25〜30g(脂質が高くジューシー)

ダイエット中や脂質を抑えたい場合は、センマイ、レバー、ハツ、ミノを中心としたオーダーが賢い選択肢となります。

【プロ直伝】焼肉で失敗しない!ホルモンの美味しい焼き方と見極め

ホルモンを焼く際に「火柱が上がって焦げてしまった」「脂が全部溶けて小さくなった」という失敗は頻繁に起こります。最高の状態に仕上げるための焼き方ルールをまとめました。

ステップ1:網の端(中火〜弱火ゾーン)を使う
ホルモンは脂が落ちて炎が上がりやすいため、炭火やロースターの中央ではなく、少し火力の落ち着いた周辺部に配置します。

ステップ2:まずは「皮目(シマ模様のある面)」から焼く
シマチョウやマルチョウは、必ず皮の面を下にして焼き始めます。皮にしっかりと焼き色をつけて火を通すことで、余分な臭みを飛ばし、歯切れの良い食感を生み出します。焼き時間の目安は全体の7〜8割です。

ステップ3:脂身側はサッと温める程度でひっくり返す
皮目がこんがり焼けたら裏返し、脂身側を焼きます。脂身側を長く焼きすぎると、せっかくの甘い脂が全て溶けて落ちてしまいます。脂がプツプツと泡立ち、全体が温まったタイミング(約20〜30秒)で網から引き上げるのがベストです。

【ホルモンの部位】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:ホルモンの中で最も太りにくい・低カロリーな部位はどれですか?
A1:牛の第3胃であるセンマイです。100gあたり約62kcal、脂質も約1.2gと非常に低く、ダイエット中のおつまみや焼肉の最初の一品として最適です。

Q2:「テッチャン」と「シマチョウ」は何が違うのですか?
A2:呼び名が異なるだけで同じ牛の大腸を指します。韓国語で大腸を意味する「大腸(テチャン)」が関西を中心に広まりテッチャンと呼ばれ、表面のシマ模様から関東などでシマチョウと呼ばれるようになりました。

Q3:自宅で生のホルモンを調理する際、臭みを消す下処理は?
A3:ボウルにホルモンを入れ、塩と小麦粉(または酒)を揉み込んでから水洗いする方法が効果的です。表面のぬめりと汚れを吸着させて洗い流し、調理前に一度サッと熱湯で下茹ですると、臭みが劇的に抑えられます。

ホルモンは単なる「内臓肉」という枠組みにとどまらず、牛の4つの胃袋や腸、心臓、肝臓など、部位ごとに全く異なる食感・味わい・栄養特性を持っています。

脂の甘みをガツンと楽しみたいならシマチョウやマルチョウ、さっぱりとした食感とヘルシーさを求めるならミノやセンマイ、ハツを選ぶなど、その日の気分や体調に合わせて部位を選び分けられるのがホルモン最大の醍醐味です。焼き方の基本を押さえて、奥深いホルモンの世界を堪能してみてください。

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トレンドリサーチャー 白石 ひなた
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芸能・エンタメ取材7年。一次情報は事務所の公式リリースと本人の公式SNSに限定し、報道だけの情報は複数媒体の一致を確認してから扱います。

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