2016年4月に発生した熊本地震からの復興を象徴するシンボルとして、県内各地に設置された『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する「麦わらの一味」の銅像。原作者・尾田栄一郎氏(熊本市出身)の温かい想いから始まったこのプロジェクトは、ルフィをはじめとする全10体の仲間たちが揃った現在も、国内外から多くのファンを惹きつける熊本観光の目玉となっています。
広大な熊本県内に点在しているため、「どの像がどこにあるのか」「効率よく回るにはどうすればいいのか」と迷う旅行者も少なくありません。そこで本記事では、2026年最新の現地情報をもとに、全10体の正確な設置場所や設置された背景、効率的なドライブコース、限定記念カードの配布スポットまで余すところなくお届けします。
【全10体一覧】熊本にあるワンピース像の設置場所とキャラクター詳細

熊本県内に設置されている麦わらの一味の銅像は、ルフィ、サンジ、ウソップ、チョッパー、ブルック、ゾロ、ナミ、ロビン、フランキー、ジンベエの全10キャラクターです。それぞれのキャラクターの特技や性格が、被災自治体の復興ニーズと見事に結びついています。
1. ルフィ像(熊本市中央区・熊本県庁プロムナード)
県庁の正面入口近く、美しいイチョウ並木の中に堂々と立ち、仲間たちへの号令をかける船長ルフィ。熊本復興プロジェクトの第1号として2018年11月に完成しました。秋の黄葉シーズンは特に圧巻の景色が広がります。
2. チョッパー像(熊本市東区・熊本市動植物園)
地震で獣舎や植物園に大きな被害を受けた動植物園の正門前で、訪れる人々を温かく出迎える船医チョッパー。子ども連れにも大人気のフォトスポットです。
3. サンジ像(益城町・益城町総合体育館前「ミナテラス」)
激震に見舞われ給食センター等にも被害が出た益城町には、料理人のサンジが駆けつけました。温かい食事で町を元気づけるポーズが印象的です。
4. ゾロ像(大津町・大津中央公園)
JR豊肥本線の結節点であり、武道が盛んな大津町には剣士ゾロが鎮座。三刀流を構えた迫力満点の佇まいで、公園を訪れる人々を見守っています。
5. ウソップ像(阿蘇市・JR阿蘇駅前広場)
観光の要所である阿蘇駅前で狙撃手を務めるウソップ。阿蘇の雄大な自然を背に、力強くパチンコを構える姿は旅の記念撮影にうってつけです。
6. ロビン像(南阿蘇村・旧東海大学阿蘇校舎前)
断層被害を受けた旧東海大学阿蘇校舎(熊本地震震災ミュージアムKIOKU周辺)には、考古学者のロビンが設置され、震災の記憶を後世に伝える役割を担っています。
7. フランキー像(高森町・南阿蘇鉄道高森駅前)
南阿蘇鉄道の復旧と地域の活力を支える船大工フランキー。名物ポーズ「スーパー!」を力いっぱいきめた躍動感あふれる仕上がりです。
8. ナミ像(西原村・西原村構造改善センター)
風力発電や農産物が豊かな西原村には、航海士ナミが登場。風を感じながらクリマ・タクトを手にした爽やかな姿が目印です。
9. ブルック像(御船町・御船町ふれあい広場)
音楽大学があり恐竜の町としても知られる御船町には、音楽家ブルックがギターを片手にノリノリで登場。広場に明るい音楽と笑顔を届けています。
10. ジンベエ像(宇土市・住吉海岸公園)
有明海の美しい海原を望む住吉海岸公園には、操舵手のジンベエがどっしりと腰を下ろしています。夕暮れ時には干潟の絶景とともにドラマチックな写真が撮れる人気スポットです。
なぜ熊本に麦わらの一味が?「熊本復興プロジェクト」に込められた感動の理由
熊本県内にこれほど多くの銅像が建てられた背景には、作者である尾田栄一郎氏の深い郷土愛と、復興への揺るぎない願いがあります。2016年の震災直後、尾田氏は「必ず助けに行く」という直筆メッセージとともに熊本県へ計8億円の個人寄付(ルフィ名義5億円、尾田栄一郎名義3億円)を行いました。
この尊い支援を受け、熊本県と集英社が連携して立ち上げたのが「熊本復興プロジェクト」です。寄付金を活用して被災自治体に銅像を建立し、全国からファンを呼び込むことで持続的な観光振興と地域活性化を生み出す仕組みが構築されました。単なるアニメコラボにとどまらず、被災した町それぞれの復旧・復興ストーリーとキャラクターの役割が重なり合っている点こそ、多くの来訪者の胸を打つ理由です。
【全制覇】ワンピース銅像巡りおすすめドライブモデルコースと所要時間
熊本県内に散らばる全10体の銅像を効率よく巡るには、レンタカーを利用したドライブが必須です。移動総距離は約200km以上に及ぶため、1日で無理に詰め込最初に、1泊2日のスケジュールを組むのが理想的です。
■ 1日目:熊本市内・県央〜県南コース(所要時間:約6〜7時間)
阿蘇くまもと空港または熊本駅を出発 ➜ ルフィ像(熊本県庁) ➜ チョッパー像(熊本市動植物園) ➜ サンジ像(益城町ミナテラス) ➜ ブルック像(御船町ふれあい広場) ➜ ジンベエ像(宇土市住吉海岸公園) ➜ 熊本市内または南阿蘇エリアで宿泊。
■ 2日目:阿蘇・南阿蘇横断コース(所要時間:約6〜7時間)
宿泊地を出発 ➜ ナミ像(西原村) ➜ ロビン像(旧東海大学阿蘇校舎) ➜ フランキー像(高森駅) ➜ ウソップ像(JR阿蘇駅) ➜ ゾロ像(大津中央公園) ➜ 阿蘇くまもと空港・熊本駅へ帰着。
各スポットでの写真撮影や移動を含めると、1体あたりの滞在時間は約20〜30分程度。阿蘇エリアの山道は天候や混雑によって移動時間が延びる場合があるため、余裕を持ったドライブルートを計画しましょう。
現地限定「記念カード」の配布場所とコンプリートのコツ
銅像巡りをさらに楽しくしてくれるのが、各像の周辺施設で無料配布されている限定記念カード(フィギュア風デザイン)です。各自治体の指定窓口で「ワンピース像を見に来ました」と声をかけると1人1枚もらえます。
主な配布場所は以下の通りです:
- ルフィ像:熊本県庁本館1階(平日)/防災センター(土日祝)
- チョッパー像:熊本市動植物園 各入場ゲート前窓口
- サンジ像:益城町交流情報センター「ミナテラス」総合案内
- ゾロ像:大津町役場/大津町中央公民館窓口
- ウソップ像:阿蘇駅構内「阿蘇インフォメーションセンター」
- ロビン像:熊本地震震災ミュージアム KIOKU受付
- フランキー像:高森駅観光案内所
- ナミ像:西原村構造改善センター/萌の里
- ブルック像:御船町観光案内所(ふれあい広場内)
- ジンベエ像:住吉海岸公園管理棟/宇土市観光物産館自然館
施設の休館日や開館時間は施設ごとに異なるため、訪問前に自治体や観光協会の公式サイトで最新の営業状況を確認しておくのがコンプリートの秘訣です。
訪れる前に知っておきたい!見学時の注意点とおすすめ立ち寄りグルメ
銅像巡りを快適に楽しむためには、いくつかのマナーと注意点があります。特に動植物園内のチョッパー像やKIOKU敷地内のロビン像は、入園料・入館料や開園時間が設定されているエリアにあるため、事前のスケジュール確認が欠かせません。また、住宅地や公共施設に隣接している場所も多いため、違法駐車を避け、指定の無料駐車場を利用しましょう。
ドライブの合間には、各地域の名物グルメを堪能するのも醍醐味です。益城町周辺での「あか牛丼」、高森駅周辺の「高森田楽」、宇土市周辺の「有明海の海鮮丼」など、各地の美味を味わいながら巡ることで、熊本の豊かな魅力を五感で体験できます。
【熊本 ワンピース 銅像 場所】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:車がない場合、公共交通機関(電車・バス)だけで全10体を巡ることは可能ですか?
A1:不可能ではありませんが、極めて難易度が高いです。ルフィ、チョッパー、ゾロ、ウソップ、フランキーなどは鉄道や路線バスで比較的アクセスしやすいものの、西原村のナミ像や住吉海岸公園のジンベエ像などは公共交通機関の本数が限られます。全制覇を目指すなら、レンタカーまたは周遊観光タクシーの利用を強くおすすめします。
Q2:1日(日帰り)だけで全10体を回ることはできますか?
A2:早朝から日没まで休憩をほぼ取らずに移動し続ければ物理的には可能ですが、道路渋滞や施設の営業時間制限を考慮すると非常にタイトです。写真撮影や周辺観光をじっくり楽しむためにも、最低1泊2日の行程を組むのが現実的です。
Q3:銅像の鑑賞や写真撮影に料金はかかりますか?
A3:基本的に銅像自体の見学はすべて無料です。ただし、チョッパー像がある「熊本市動植物園」への入園料(大人500円)や、ロビン像がある施設の一部展示エリアなど、入場料が必要な施設内に位置している場合があります。
熊本県内に佇む『ONE PIECE』麦わらの一味の銅像は、単なるアニメのモニュメントではなく、震災からの復興と未来への希望が込められた特別な絆の証です。勇ましいルフィの笑顔から海を臨むジンベエの落ち着いた姿まで、1体1体に現地の人々の想いとストーリーが息づいています。
熊本の美しい大自然と豊かな食に触れながら銅像を巡る旅は、ファンならずとも忘れられない感動的な体験になるはずです。ぜひ余裕を持ったツアープランを立てて、仲間たちが待つ熊本へ足を運んでみてください。