世界的な大ヒット作『ドラゴンボール』において、主人公・孫悟空の最初の相棒であり、物語の超重要人物として君臨し続けるブルマ。作中屈指の頭脳を持つ彼女ですが、実は「実の姉」が存在することをご存知でしょうか。長年原作漫画を読み込んできたファンの中にも、彼女の存在をアニメ『ドラゴンボール超』や前日譚スピンオフで初めて知って驚いた方が少なくありません。
ブルマの姉の名前は「タイツ」。世界一の大富豪であるカプセルコーポレーションの長女でありながら、なぜ長きにわたり本編に姿を現さなかったのか。その謎めいた生い立ちや職業、銀河パトロール隊員ジャコとの深い絆、そして鳥山明先生が明かした誕生秘話まで、知られざる全真相を徹底解剖します。
【正体判明】ブルマの姉の名前は「タイツ」!驚きの職業とカプセルコーポレーションの家族構成

カプセルコーポレーションの創業者・ブリーフ博士と妻の間に生まれた長女、それがブルマの姉「タイツ」です。一族のネーミング法則(下着関連)に漏れず名付けられた彼女は、ブルマより約10歳年上という年齢設定になっています。
実家はホイポイカプセルを開発した世界屈指の巨大企業であり、妹のブルマも天才科学者として名を馳せていますが、タイツ自身は科学の道には進んでいません。彼女の職業は「SF小説家」。自由奔放な性格で、創作のインスピレーションや刺激を求めて若くして家を飛び出し、各地を旅するアクティブな生き方を選びました。後に宇宙規模の体験を元にした冒険小説を執筆し、地球上で大ベストセラー作家としての地位を確立しています。
なぜ原作に登場しなかった?『ドラゴンボール』本編に長年不在だった意外な真相
ファンが最も疑問に抱くのが、「なぜ『ドラゴンボール』の原作漫画(全42巻)に一度も登場しなかったのか」という点です。サイヤ人来襲や人造人間編、魔人ブウ編など、地球の存亡を賭けた大事件が何度も起きていたにもかかわらず、タイツの存在は一切語られませんでした。
この最大の理由は、タイツというキャラクターが2013年連載の『銀河パトロール ジャコ』執筆時に考案された後付け設定だからです。原作者の鳥山明先生がジャコの物語を描くにあたり、ドラゴンボール本編の世界観とリンクさせるサプライズとして「実はブルマには姉がいた」という大胆な構想を取り入れました。
作中の設定としては、「学生時代から一人暮らしをしており、宇宙旅行に出かけるなど滅多に実家に寄り付かない自由人だったため」と説明されています。地球規模の危機に際しても、マイペースな彼女はどこか別の場所で執筆活動に没頭していたり、銀河の彼方に滞在していたりしたため、悟空たちの戦いに巻き込まれずに済んでいたというのが真相です。
『銀河パトロール ジャコ』で大活躍!ジャコとの運命の出会いと深い関係
タイツの真価が存分に描かれているのが、ドラゴンボールのプロローグにあたる前日譚『銀河パトロール ジャコ』です。タイツは本作の実質的なメインヒロインとして登場し、地球に不時着したドジな銀河パトロール隊員・ジャコと運命的な出会いを果たします。
小説のネタ探しのために危険を顧みず行動するタイツは、ロケットの打ち上げ実験で命の危機に瀕したところをジャコに救出され、そこから奇妙な相棒関係がスタートしました。悪党に絡まれても物怖じしない度胸と持ち前の機転で、ジャコの任務を幾度となくサポート。幼少期の妹・ブルマをジャコに引き合わせ、宇宙船の修理を依頼するなど、悟空が地球に送り込まれる直前の歴史において極めて重大な役割を果たしました。
「ブルマとタイツは似てない?」容姿のギャップと姉妹の共通点
ファンの間でよく話題に上るのが、「姉妹なのにあまり似ていない」というビジュアル面の違いです。二人の特徴を比較してみると、親からの遺伝の表れ方に明確な違いが見て取れます。
妹のブルマは父親であるブリーフ博士譲りの青髪(水色髪)や紫髪系で、勝気かつ感情豊かな表情が特徴です。一方、姉のタイツは母親譲りの明るい金髪にすらりとした長身スタイルをしており、どちらかといえば母親の美貌を色濃く受け継いでいます。
見た目の系統は異なるものの、内面にはカプセルコーポレーションの血筋を強く感じさせる共通点があります。それは「恐れを知らない大胆不敵な行動力」と「並外れたマイペースさ」です。危険な宇宙人や怪奇現象を前にしても動じず、自分の好奇心を最優先するメンタリティは、まさにブルマの姉そのものと言えます。
アニメ『ドラゴンボール超』で本編逆輸入!担当声優とアニメでの名シーン
後付けスピンオフの出身でありながら、タイツは正統続編であるテレビアニメ『ドラゴンボール超』で見事に本編逆輸入を果たしました。
『ドラゴンボール超』の第29話や第31話などにおいて、ブルマが超ドラゴンボールの情報を探るため、銀河パトロールのジャコを地球へ呼び出す連絡役としてタイツが登場します。リゾート地のような場所で優雅にワインを飲みながらブルマと通話する姿は、大物作家としての余裕に満ち溢れていました。
アニメでの担当声優は、長年ブルマ役を務めたレジェンド声優の鶴ひろみさんが担当しました(※ブルマとの一人二役)。姉妹同士のテンポの良い掛け合いを同一声優が見事に演じ分けたシーンは、ファンにとって忘れられない名場面となっています。
【ブルマの姉】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:タイツはドラゴンボールの原作漫画(全42巻)のどこかに隠れキャラとして描かれていませんか?
A1:原作漫画の連載当時はキャラクター自体が存在していなかったため、本編42巻の中にタイツの姿は一切描かれていません。完全な初出は2013年刊行の『銀河パトロール ジャコ』です。
Q2:タイツはブルマと同じように科学者や発明家なのですか?
A2:いいえ、科学者ではありません。機械いじりや発明の才能は妹のブルマが受け継ぎ、タイツは文才を活かしてSF小説家として大成功を収めています。
Q3:タイツは結婚していますか?夫や子供の設定はありますか?
A3:現在公開されている公式設定において、タイツが結婚している、あるいは子供がいるという描写や情報はありません。気ままな独身貴族として自由な執筆・旅行生活を満喫しています。
ブルマの姉「タイツ」は、単なる後付けキャラクターの枠を超え、ドラゴンボールの世界観にさらなる奥行きとユーモアをもたらした魅力的な存在です。カプセルコーポレーションという地球最高峰の頭脳派一家において、科学ではなく「言葉と冒険」で世界を魅了する彼女の生き方は、鳥山ワールドの自由な精神そのものを体現しています。
銀河パトロールとの太いパイプ役としても機能するタイツの存在は、今後もドラゴンボールの壮大な宇宙の広がりを支えるキーパーソンとして、ファンの心を楽しませ続けてくれるはずです。