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俺的ゲーム速報とはちま起稿の真相!歴代騒動と管理人の現在を追う

安藤 澪 安藤 澪 • 更新: • 公開: • 読了約 10 分
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かつて日本のインターネット空間において、良くも悪くも絶大な影響力を誇ったまとめブログ界の2大巨頭、「俺的ゲーム速報(刃)」と「はちま起稿」。2010年代の最盛期には月間数千万から1億PVを叩き出し、ゲーム業界の世論やネットスラングの形成にまで深く関与しました。検索窓に「俺的 はちま」と並べて打ち込むユーザーが今なお後を絶たないのは、両サイトが巻き起こした数々の事件や、その強烈な存在感がネット史に深く刻まれている証拠です。

ライバル関係として比較され続けた2つのサイトは、どのような経緯で巨大化し、いかなる騒動を経て変遷を辿ったのでしょうか。本稿では、激動の歴史から管理人の素顔、莫大な収益のリアル、そして2026年現在の最新状況までを徹底的に検証します。

【基礎知識】俺的ゲーム速報(刃)とはちま起稿の決定的な違いと関係性

俺的はちま

ゲーム系まとめブログを語る上で欠かせない両サイトですが、編集方針や管理人のキャラクターには明確な違いが存在します。まとめサイトとしての比較を行うと、それぞれの戦略的特徴が浮かび上がってきます。

「俺的ゲーム速報(刃)」は、管理人であるJin氏の強烈なパーソナリティを前面に押し出した運営スタイルが持ち味です。自作のオリジナルキャラクターによる感情豊かな語り口や、読者を巻き込むリアクション重視の構成で熱狂的な支持を集めました。速報性とエンタメ性に特化し、ゲームの枠を超えて政治や時事ニュース、VTuber関連の話題まで幅広く扱う総合情報サイトへと進化を遂げました。

対する「はちま起稿」は、創設者の清水鉄平氏によって立ち上げられ、洗練されたレイアウトと圧倒的な更新スピードを武器に急成長しました。コメント欄の活性化やSNSとの連携に長け、よりドライかつシニカルな論調でゲーマー層を取り込みました。両者はアクセス数を巡って熾烈な先陣争いを繰り広げつつも、時には互いに言及し合うプロレス的なライバル関係を築くことで、界隈全体のPVを爆発的に押し上げる相乗効果を生み出していました。

ネット史を揺るがした「転載禁止騒動」と過去の炎上理由

両サイトの知名度が爆発的に高まった背景には、度重なる炎上とネットコミュニティとの対立があります。最大の転換点となったのが、2012年から2014年にかけて発生した2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の転載禁止騒動です。

当時、巨大掲示板のレスを無断で切り貼りし、対立を煽るような扇情的な見出しで巨額の広告収入を得ていたまとめサイトに対し、掲示板ユーザーからの反発は頂点に達していました。2014年3月、2ちゃんねる運営元は「俺的ゲーム速報」「はちま起稿」を含む大手5サイトに対し、名指しでスレッドの転載禁止処分を下しました。これにより、両サイトはTwitter(現X)の反応や自前コメント欄、海外掲示板の翻訳などを中心とした独自コンテンツへの転換を余儀なくされます。

加えて、ゲームメーカーからの依頼を隠して特定タイトルを持ち上げたり競合他社を叩いたりする「ステルスマーケティング(ステマ)疑惑」や、未確認情報の拡散によるデマ騒動など、過去の炎上理由は枚挙にいとまがありません。過度な煽り記事がもたらすメーカーへの風評被害は、当時のゲームコミュニティに深い爪痕を残しました。

はちま起稿のDMM買収経緯と企業運営化の裏側

まとめブログの「個人運営」という建前が完全に崩壊した決定的な出来事が、2016年に発覚したはちま起稿のDMM買収経緯をめぐる騒動です。

2016年末、株式会社DMM.comが「はちま起稿」を2016年1月に買収していた事実がメディアのスクープによって判明しました。大手IT企業が、個人を装ったバイラル・まとめサイトを秘密裏に買収し、企業ぐるみでステマやプロパガンダに利用していたのではないかという疑惑が浮上。ネット上では激しい批判が巻き起こりました。

この大炎上を受け、DMMは買収の事実を認めた上で、サイトを他社へ即座に売却・譲渡することを発表します。清水鉄平氏個人から企業資本へとメディアの所有権が移ろい、最終的に運営元が不透明な体制へと移行していった一連の騒動は、アンダーグラウンドだったまとめサイトが「資本主義の巨大ビジネス」に飲み込まれた象徴的な事件でした。

全盛期の月収・収益比較|巨額マネーを生み出した仕組み

両サイトがここまで世間の耳目を集めた理由の一つに、常軌を逸した収益規模があります。収益や月収の比較に関しては、ネット上で長年様々な推計がなされてきました。

全盛期における両サイトのPV数は、それぞれ月間1億PV前後に達していたと見られます。主要な収益源はGoogle AdSenseなどのアドネットワーク広告、スマートフォン専用のオーバーレイ広告、そしてAmazonアソシエイトなどのアフィリエイトリンクです。

業界水準や過去の流出データ、関係者の証言を総合すると、全盛期の月収は両サイトともに1,500万〜3,000万円超、年商ベースでは数億円規模に達していたことは確実視されています。クリック率やインプレッション単価を極限まで高めるサイト設計と、感情を揺さぶる見出しの選定が、莫大なキャッシュマシーンを成立させていたのです。

管理人の現在の状況|Jinと清水鉄平が歩む2026年

激動のまとめサイト黄金期から年月が経過した今、両管理人はどのような道を歩んでいるのでしょうか。管理人の現在の状況には対照的なコントラストが見られます。

俺的ゲーム速報の管理人であるJin氏は、YouTuberおよび配信者としてのポジションを完全に確立しました。自身のYouTubeチャンネルにおいて、数千万円から億円単位の資金を動かす「FX・株式投資配信」を精力的に展開。損益に一喜一憂する感情むき出しのトレードスタイルが受けており、ブログの運営を外部スタッフに委託しつつ、自身は表舞台のインフルエンサーとして確固たる地位を築いています。

一方、はちま起稿の生みの親である清水鉄平氏は、DMM騒動などを機にブログの直接的な表舞台からは退きました。現在はWebマーケティング、コンテンツ制作支援、あるいは新規事業のプロデュースなど、裏方のIT起業家・投資家として活動を続けていると伝えられています。強烈なパーソナリティで画面の前に立ち続けるJin氏と、裏方に徹してビジネスを展開する清水氏という対比は、両サイトの思想の違いをそのまま表しています。

ゲームブログの歴史とネットの反応・評判|情報発信が残した功罪

2000年代後半の個人日記ブログから始まり、2010年代のまとめサイトバブル、そしてSNS全盛の現在に至るまで、ゲームブログの歴史の真相はネットメディアの栄枯盛衰そのものです。

ネットの反応や評判を振り返ると、彼らに対する評価は大きく二分されます。肯定的な意見としては、「膨大な情報がコンパクトにまとまっていて重宝した」「過激なコメント欄も含めてネットのエンタメとして楽しめた」という利便性への支持があります。

しかし否定的な見解としては、「ハードウェア間の対立(ゲハ論争)を過剰に煽り、コミュニティを分断させた」「クリエイターへの敬意を欠いた批判記事で開発者を疲弊させた」という厳しい批判が根強く残っています。彼らが築いた「PV至上主義」の仕組みは、現代のSNSにおけるアテンション・エコノミー(注目経済)の原型であり、デジタル社会の功罪を考える上で極めて重要な教訓を残しました。

【俺的ゲーム速報・はちま起稿】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:俺的ゲーム速報とはちま起稿は同じ運営者ですか?
A1:全くの別人物・別組織です。俺的ゲーム速報はJin氏、はちま起稿は清水鉄平氏によってそれぞれ別個に立ち上げられました。過去に互いをライバルとして取り上げることが多かったため同一視されることがありますが、競合関係にあります。

Q2:なぜ「まとめサイト」は2ちゃんねるから転載禁止になったのですか?
A2:スレッドの文脈を恣意的に改変して対立を煽る行為や、著作権を無視した無断転載によって巨額の利益を上げている状況に対し、掲示板利用者や当時の運営元が強い反発を抱いたためです。2014年に正式な禁止通告が出されました。

Q3:現在もブログは更新されていますか?
A3:はい、両サイトともに現在も更新が続けられています。ただし、創設者本人が一人で更新しているわけではなく、法人化された体制や外注スタッフ・編集チームによって日々の記事作成が行われています。

「俺的ゲーム速報」と「はちま起稿」が駆け抜けた軌跡は、日本のウェブカルチャーが個人発信の自由な空間から、巨大な商業プラットフォームへと移り変わる過渡期の記録そのものです。両サイトが撒き散らした火種や過激な手法には多くの批判が存在する一方、ネットユーザーの感情を掴んで離さなかった情報伝達のスピードと爆発力は、後のインフルエンサービジネスやメディア運営に多大な影響を与えました。

情報が細分化され、個人のタイムラインに最適化されるようになった現在だからこそ、かつてネットの全視線を集めた2大巨頭の歴史を検証することは、ネットリテラシーを見つめ直す上で深い示唆を与えてくれます。

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コンテンツディレクター 安藤 澪
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