関西人なら誰もが一度は目にしたことがある「551蓬莱」のCMや天王寺動物園のシンボルとして、絶大な人気を誇ってきた雄のホッキョクグマ「ゴーゴ」。ダイナミックな飛び込みや愛嬌たっぷりの仕草で多くのファンを魅了してきた彼ですが、「天王寺動物園で見かけなくなったけれど、今はどこにいるの?」「元気に暮らしているの?」と気になっている方も多いのと考えられます。
国内のホッキョクグマ繁殖プロジェクトにおける重要個体として各地の動物園を巡ってきたゴーゴは、現在も元気な姿を見せています。本記事では、ゴーゴの現在の居場所や健康状態をはじめ、パートナーである「イッちゃん」や娘「ホウちゃん」との絆、これまでの歩みについて解説します。
【2026年最新】シロクマ「ゴーゴ」の現在の居場所と健康状態
関西を離れたゴーゴの現在の住まいは、神奈川県横浜市にある「よこはま動物園ズーラシア」です。2021年3月に天王寺動物園からズーラシアへと移動し、豊かな緑と広々とした展示場で日々のんびりと過ごしています。
2004年12月3日生まれのゴーゴは、ホッキョクグマとしてはベテランのシニア期に入っています。人間で換算すればすでに還暦を過ぎた年齢ですが、食欲は旺盛で、飼育員から与えられるお肉や魚、リンゴを美味しそうに平らげる姿が日々確認されています。豪快な水遊びや遊具を使ったダイナミックな動きは健在で、関東の動物園ファンからも「どっしりとした貫禄があるのに可愛い」「優しい表情に癒やされる」と熱い支持を集めています。
「551がある時!」でお馴染み|天王寺動物園と蓬莱をつなぐ誕生秘話
ゴーゴの経歴を語る上で欠かせないのが、関西名物・豚まんで知られる「551蓬莱(株式会社蓬莱)」との深い絆です。
ゴーゴはロシアのペルミ動物園で誕生したあと、2006年に天王寺動物園へとやってきました。この来園を全面的に支援・寄贈したのが551蓬莱であり、名前の「ゴーゴ」も同社の看板商品である「551」の語呂合わせから名付けられました。天王寺動物園のホッキョクグマ舎には551蓬莱のロゴ看板が掲出され、CMやポスターなどにもたびたび登場。「豚まんがある時〜!」のフレーズとともに、関西のアイコン的存在として親しまれることになりました。
なぜ何度も引越し?天王寺・白浜・ズーラシアを巡る繁殖プロジェクトの真相
熱心なファンならご存知の通り、ゴーゴはこれまでに何度も拠点を移しています。「なぜそんなに移動するの?」と疑問に思う声も少なくありませんが、その理由は絶滅危惧種であるホッキョクグマの繁殖プロジェクト(ブリーディングローン:繁殖を目的とした個体の貸借)にあります。
日本国内のホッキョクグマ飼育頭数は減少傾向にあり、血統管理と繁殖の成功は全国の動物園にとって喫緊の課題です。ゴーゴはその高い繁殖能力と穏やかな性格から、国内の重要なホープとして期待されてきました。
2015年には和歌山県のアドベンチャーワールドへ貸し出され、2018年に天王寺動物園へ復帰。そして2021年には新たなペアリングを目指してよこはま動物園ズーラシアへと拠点を移しました。ゴーゴの旅路は、日本のホッキョクグマの未来を背負った重責と挑戦の歴史でもあります。
お嫁さん「イッちゃん」と愛娘「ホウちゃん」|受け継がれるゴーゴの血統
ゴーゴのパートナーとして忘れてはならないのが、ロシアのノヴォシビルスク動物園から天王寺動物園へやってきた「イッちゃん」(こちらも551蓬莱の創業者・田中一男氏の愛称や『1』にちなんで命名)です。
2頭の相性は非常に良く、天王寺動物園でのペアリングは見事に結実。2020年11月、2頭の間に待望の長女「ホウちゃん」が誕生しました。ホウちゃんは天王寺動物園で母・イッちゃんからの愛情を一身に受けてすくすくと成長し、父親譲りの運動神経とお茶目なキャラクターで一躍人気者となりました。
その後、父親であるゴーゴが一足先にズーラシアへ移動し、続いて母親のイッちゃんもズーラシアへ移動することになりました。愛娘ホウちゃんは現在も天王寺動物園で元気に暮らし、関西のファンを笑顔にし続けています。
ネットやファンの反応|SNSで愛され続けるゴーゴの愛らしい魅力
ゴーゴの近況が動物園の公式SNSや来園者の投稿でシェアされるたび、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSでは多くの反響が寄せられています。
「ズーラシアでも相変わらずマイペースで安心した」「ゴーゴの優しい目元を見ると元気が出る」といった生存確認を喜ぶファンの声をはじめ、関西のファンからは「天王寺から遠く離れてもゴーゴはずっと大阪の誇り」「久しぶりに横浜まで会いに行きたい」といった温かいメッセージが溢れています。年齢を重ねても変わらないチャーミングな仕草は、世代や地域を超えて愛され続けています。
【シロクマ ゴーゴ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ゴーゴは今どこの動物園にいますか?
A1:現在は神奈川県横浜市にある「よこはま動物園ズーラシア」で暮らしています。展示スケジュールは日によって異なるため、訪問前にズーラシア公式サイトで確認することをおすすめします。
Q2:パートナーの「イッちゃん」とは一緒に暮らしているのですか?
A2:イッちゃんも後にズーラシアへ移動したため同じ園内にいますが、ホッキョクグマは基本的に単独行動を好む動物であるため、体調や繁殖期以外の時期は基本的に別々の展示場で過ごしています。
Q3:娘の「ホウちゃん」はどこにいますか?
A3:ホウちゃんは生まれ故郷である大阪の「天王寺動物園」で元気に暮らしています。お転婆で遊び好きな姿が大人気です。
大阪のシンボルから全国のホッキョクグマ界を牽引する大黒柱へと成長したゴーゴ。天王寺、白浜、そして横浜と歩んできたその足跡は、日本の動物園における種の保存活動に計り知れない功績を残しています。
シニア期を迎えた現在も、ズーラシアの豊かな環境のなかで悠々自適に暮らすゴーゴ。これからも無理のないペースで、元気に長生きしてくれることが全国のファンの願いです。横浜を訪れた際は、ぜひズーラシアで雄大かつ愛らしいゴーゴの姿に会いに行ってみてはいかがでしょうか。