両手を振りながら軽快なステップを踏み、「パンケーキ食べたい、パンケーキ食べたい」と毒舌を交えて放つリズムネタ。2019年の幕開けとともに日本中のテレビやお茶の間を席巻したあのインパクトを、今でも鮮明に覚えている人は少なくありません。ポップな見た目とシュールな毒気でブレイクしたパンケーキ食べたい芸人の名前は、夢屋まさる(ゆめや まさる)です。
一世を風靡した人気絶頂期を経て、彼が突如として芸能界を引退したニュースは当時大きな話題を呼びました。あれから時を経て、慶應義塾大学を卒業した彼はどのようなキャリアを歩んでいるのでしょうか。噂されるテレビ朝日への就職の実態や、転身の裏にあった決断の真相を現場の取材メモと確かな足跡から紐解きます。
【プロフィールと経歴Wiki】「パンケーキ食べたい」でブレイクした芸人・夢屋まさるとは?

夢屋まさるの基本経歴(Wiki的プロフィール)を振り返ると、その異色のバックボーンが際立ちます。1998年生まれ、東京都出身。中学・高校時代からお笑いに親しみ、高校在学中にはすでに学生芸人として頭角を現していました。大手芸能事務所であるサンミュージックプロダクションに所属し、ジェンダーレスでキュートなビジュアルと鋭い批評性を併せ持つ若手ピン芸人として活動をスタートさせます。
学生生活と芸人活動を両立させながら、難関である慶應義塾大学経済学部へ進学。知性とユーモアを併せ持った新世代のアイコンとして、深夜番組や情報バラエティ、ティーン向け雑誌など多方面から熱烈なオファーを受ける存在へと急成長を遂げました。
【元ネタの秘密】「おもしろ荘」を沸かせた中毒性リズムネタの誕生秘話
ブレイクの決定打となったのは、若手芸人の登竜門として知られる『ぐるナイ おもしろ荘』(日本テレビ系)の2019年元日特番でした。パステルカラーの衣装に身を包み、「パンケーキ食べたい、パンケーキ食べたい」というフレーズをきゃりーぱみゅぱみゅの楽曲『原宿いやほい』をサンプリングした軽快なリズムに乗せて反復。「原宿はゴミゴミしてる」「新宿は汚い」といったシュールで辛口な毒舌を放つスタイルが、審査員や視聴者のハートを一瞬で鷲掴みにしました。
このネタの元ネタや着想について、本人は当時「原宿系カルチャーの可愛さと、自身が抱くリアルな日常の違和感のギャップ」から生まれたと語っています。TikTokをはじめとするSNSでのダンス動画投稿やパロディが爆発的に拡散し、小学生から若年層を中心に社会現象的なムーブメントを巻き起こしました。
【引退理由の真相】慶應義塾大学卒業と同時に決断した「表舞台からの引き際」
ブームの渦中にありながら、彼の視線は常に現実的かつ長期的なキャリアを見据えていました。2022年1月、サンミュージックを通じて同年3月をもって芸人を引退する旨を正式発表。大学生活の終わりとともに芸能生活へピリオドを打つ決断は、ファンや関係者に大きな衝撃を与えました。
決定的な引退理由は、一発屋としての衰退や挫折ではなく、「かねてからの夢であったテレビ番組の作り手側に回るため」でした。慶應義塾大学という学業の場を全うし、就職活動を通じて自らの未来を切り拓いた結果の選択であり、未練を残さない爽やかな幕引きは業界内外から高い称賛を集めました。
【就職先はテレビ朝日】局員プロデューサーへと華麗なる転身を果たした現在
引退発表当初から取り沙汰されていた「キー局への就職」の噂ですが、実際の就職先はテレビ朝日でした。夢屋まさるは大学卒業後の2022年4月に同局へ総合職として入社し、演出・制作部門に配属されています。
現在の彼は、演者としてカメラの前に立つのではなく、企画を立ち上げ、番組を構成し、現場を統括するテレビ朝日のディレクター・将来のプロデューサー候補として番組制作の最前線に立っています。深夜番組や大型バラエティの制作クレジットに本名(鈴木 優)が刻まれる機会も増えており、かつての芸人経験を強力な武器に変えて社内でも着実に実績を積み上げています。
【制作現場での評判】元芸人ディレクターとして放つ唯一無二の存在感
テレビ局において「元人気芸人」という肩書を持つ制作者は極めて希少です。演者側のプレッシャーやネタ作りの苦悩、カメラの前で求められる間合いを身をもって熟知しているため、出演者や構成作家からの信頼は非常に厚いと言われています。
表舞台で時代を作った経験と、慶應義塾大学で培った論理的思考力、そしてテレビ朝日での現場制作ノウハウ。これらが融合した彼のクリエイティブは、今後のテレビ業界を牽引する新しいエンターテインメントの潮流を生み出しつつあります。
【「パンケーキ食べたい」芸人】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:「パンケーキ食べたい」のネタをやっていた芸人の名前は?
A1:元サンミュージック所属のピン芸人「夢屋まさる(ゆめや まさる)」です。
Q2:夢屋まさるは現在何をしているのですか?
A2:2022年3月に芸人を引退し、現在はテレビ朝日の局員(番組制作ディレクター)としてバラエティ番組などを担当しています。
Q3:なぜ人気絶頂期から引退してテレビ局へ就職したのですか?
A3:慶應義塾大学在学中から「テレビ番組を作るクリエイターになりたい」という強い志望があり、就職活動を経てテレビ局の総合職に合格したため、大学卒業に合わせて芸能界を引退しました。
「パンケーキ食べたい」という鮮烈なフレーズで一世を風靡した夢屋まさる。彼は流行の消費に終わることなく、自らの才能を「演じる側」から「創り出す側」へと見事にシフトさせました。
テレビ朝日の制作現場で汗を流す現在の姿は、セカンドキャリアに挑む表現者たちの新しいロールモデルでもあります。彼が手掛ける番組が、再び日本中を笑顔にする瞬間を楽しみに見守りたいところです。