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かぎ針編みの閉じ方完全ガイド!端が目立たない綺麗なつなぎ方のコツ

白石 ひなた 白石 ひなた • 更新: • 公開: • 読了約 11 分
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編み図通りに編み進めたはずなのに、最後の仕上げで「つなぎ目がボコボコして不格好になる」「端が引きつれて波打ってしまう」と頭を抱えた経験はないでしょうか。かぎ針編みにおいて、パーツ同士の連結や編み終わりの処理は、作品全体の完成度を決定づける極めて重要な工程です。

実は、仕上がりが美しくならない最大の原因は技術不足ではなく、「編み地の構造に合った閉じ方を選べていないこと」にあります。本稿では、プロも実践する目立たないつなぎ方の極意から、主要な手法の使い分け、絶対に解けない糸始末のテクニックまで、現場目線で分かりやすく解説します。

【基本概念】編み物の「とじ」と「はぎ」の違いと主な閉じ方の種類

かぎ針編み閉じ方

手芸本や編み図を見ていると頻繁に登場する「とじ」と「はぎ」。何となく同じものとして捉えがちですが、編み物の世界では明確に区別されています。

「とじ(綴じ)」とは、編み地の「端(段)」と「端(段)」をつなぎ合わせる作業を指します。ウェアの脇下や袖下などを合わせる際に行うのが典型的です。一方、「はぎ(接ぎ)」は、編み始めや編み終わりの「目」と「目」をつなぎ合わせる処理を指し、肩のはぎ合わせなどに用いられます。

かぎ針編みで用いられる主な閉じ方の種類は以下の通りです。

  • 引き抜きはぎ(とじ):かぎ針をそのまま使い、2枚の編み地を引き抜き編みで接合する手法。しっかりとした強度が出る。
  • すくいとじ:とじ針を使い、左右の端にある目の頭やすじを交互にすくってつなぐ手法。表側に縫い目が出にくく平らに仕上がる。
  • 巻きかがり:2枚の目を合わせて、とじ針で外側からグルグルと巻き込むようにかがる手法。簡単で初心者にも扱いやすい。
  • 伏せ止め(引き抜き止め):編み終わりの段で目を引き締めすぎず、均一なチェーン状に残して閉じる手法。

これらを「作品の伸縮性」「見せたいデザイン」「強度」に応じて正しく選択することが、美しいシルエットを作る第一歩です。

端がボコボコする悩みを解決!プロが実践する「目立たない綺麗なつなぎ方」のコツ

「閉じた部分だけが分厚くなってゴロつく」「表から見るとつなぎ目が目立ってしまう」という失敗は、初心者から中級者まで非常によく見られます。プロが仕上がりをフラットかつ目立たなくするために実践している決定的なコツは、次の3点です。

第1に、「拾う糸の本数(すじ)を揃える」ことです。クサリ目の2本を丸ごと拾ってかがると、どうしても接合部に2倍の厚みが出てしまいます。厚みを抑えたい場合は、クサリ目の向こう側1本だけをすくう「半目すくい」や、裏山だけを拾う手法に切り替えることで、驚くほど平らに仕上がります。

第2に、「引き加減(糸のテンション)を編み地本体に同調させる」ことです。糸を強く引きすぎると編み地がすぼまり、逆に緩すぎると隙間が空いて縫い糸が見えてしまいます。一針ごとに編み地を軽く左右に引っ張り、周りの編み目と同じ弾力・幅を保っているか確認しながら進めるのが確実です。

第3に、「段数マーカーを活用してズレを未然に防ぐ」ことです。長さを目分量で合わせながらとじていくと、終盤で必ずズレが生じて端がよじれます。つなぐ前に両端・中央・四分の一の地点をマーカーで固定し、均等なピッチで針を通すだけで、ボコつきは劇的に解消されます。

【実践比較】引き抜きはぎ・すくいとじ・巻きかがりのやり方と決定的な違い

各手法にはそれぞれメリットとデメリットが存在します。それぞれの具体的なやり方と、どのようなアイテムに適しているのかを比較していきましょう。

【引き抜きはぎのやり方】
2枚の編み地を中表(または外表)に合わせ、両方の端の目に手前から向こうへかぎ針を一度に通します。針に糸をかけて一気に引き抜きます。これを端まで繰り返します。
特徴:針を持ち替える必要がなく手軽ですが、糸を引き締めすぎると伸縮性が失われるため、本体より0.5〜1号太いかぎ針を使うのが綺麗に仕上げる裏技です。バッグの底付けやポーチの脇など、頑丈に仕上げたい箇所に最適です。

【すくいとじのやり方(とじ針使用)】
編み地を表側を上にして並べます。とじ針に糸を通し、右側の端の目のすじ(または段の端の渡り糸)を1本すくい、次に左側の対応する位置のすじを1本すくいます。これを左右交互に行い、数目進んだら糸を適度に引いて編み地を引き寄せます。
特徴:つなぎ目が編み目の中に埋もれ、表からほとんど見えなくなります。ウェアの身頃やブランケットなど、見た目の美しさとフラットさが求められる作品にはすくいとじ一択です。

【巻きかがりのやり方】
2枚の編み地を重ね、端の目のクサリ(または半目)をとじ針で手前から向こうへ垂直に通し、そのまま手前に糸を回して次の目へ進みます。
特徴:直感的でスピーディーに進められますが、縫い代がやや盛り上がりやすいため、あえて縫い目をデザインアクセントにする場合や、裏地をつけて隠せる小物作りに向いています。

円の編み始め・編み終わりを隙間なく!最終段の綺麗な閉じ方【初心者向け】

コースターや帽子、あみぐるみなどの「円編み」で最も目立つのが、立ち上がり部分の段差や、編み終わりの不自然な結び目です。これを隙間なくシームレスに閉じるには、「チェーンつなぎ(インビジブル・ジョイン)」が欠かせません。

通常の引き抜き編みで終わらせると小さなコブができてしまいますが、以下の手順を踏むことで完全に目が同化します。

  1. 最終段の最後の目を編んだら、糸を10〜15cmほど残してカットし、ループをそのまま引き抜く。
  2. 糸端をとじ針に通し、その段の「最初の目(立ち上がりのクサリではなく、最初の長編みや細編みの頭)」のクサリ目2本を手前から向こう側へくぐる。
  3. 糸を引いたら、今度は「最終段の最後の目のクサリ中央」に上から針を入れ、裏側へ引き抜く。
  4. 周囲のクサリ目と同じ大きさに糸の引き具合を調整する。

この処理を行うと、どこが編み始めでどこが編み終わりなのかプロでも一見して分からなくなるほど、均一な円形が完成します。

モチーフつなぎを美しく平らに仕上げるテクニックと端が波打つ理由・対策

グラニースクエアをはじめとするモチーフつなぎは、何枚もつなぎ合わせるうちに全体が歪んだり、端がフリルのように波打ってしまうトラブルが多発します。

端が波打つ最大の原因は、「つなぎ合わせの目が多すぎること」または「糸を緩く渡しすぎていること」です。かぎ針編みのモチーフは角(カド)にクサリ編みが入ることが多く、このクサリ部分をすべて律儀にすくってつなぐと、余分なゆとりが生まれて波打ってしまいます。

角の処理を行う際は、角のクサリ目の「中央の1目」だけを共有してつなぐか、引き抜き編みでつなぐ際に角同士を交差させるように固定すると、全体がピシッと四角く整います。

また、つなぎ終わった後にスチームアイロンを浮かせて当て、ピンを打ってブロッキング(形状固定)を行うことで、波打ちや歪みは劇的に解消され、プロ仕様の端正な仕上がりへと化けます。

絶対に解けない!作品を長持ちさせる正しい糸始末と「とじ針」の使い方

どれほど綺麗に閉じても、洗濯や使用によって糸端がピョコンと飛び出したり、解けてしまっては台無しです。安全ピンのような感覚で適当に糸をくぐらせるだけでは、摩擦で次第に抜けてしまいます。

【絶対に解けない糸始末の3ステップ】

  1. 編み地の太さに合ったとじ針を選ぶ:針穴に糸が無理なく通り、かつ編み目を無理に押し広げない太さの「毛糸用とじ針(先丸タイプ)」を使用します。
  2. 同じ方向にくぐらせず、必ず「折り返す」:編み地の裏側にある目の密集した部分へ、一方向に向けて3〜4目ほど針を通します。その後、通した糸を割るようにして、逆方向へ折り返して2〜3目くぐらせます。方向を変えることで摩擦抵抗が跳ね上がり、引っ張っても抜けなくなります。
  3. 糸を割って通す:毛糸の撚り(より)の隙間を縫うのではなく、あえて毛糸の繊維そのものを針先で割りながら通すと、繊維同士が絡み合い、洗濯機で洗っても絶対に解けない強度が生まれます。

最後に、編み地を少し引っ張りながら糸端を根元ギリギリでカットすれば、編み地の中に糸端が自然と吸い込まれ、表からも裏からも全く見えなくなります。

【かぎ針編みの閉じ方】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:引き抜きはぎをすると、つなぎ目がカチカチに硬くなってしまいます。柔らかく仕上げるにはどうすれば良いですか?
A1:引き抜き編みの目が小さく締まりすぎているのが原因です。針の号数を1〜2号上げるか、クサリ編みを1目挟みながら引き抜く「クサリ引き抜きはぎ」、あるいは針を使わずにとじ針で処理する「すくいとじ」に変更すると、編み地の持つ本来の柔らかさを損なわずに仕上がります。

Q2:毛糸が太くて、とじ針に糸がなかなか通りません。簡単な通し方はありますか?
A2:糸端を輪にして人差し指の上に置き、とじ針の背で糸を上から強く押しつぶすように挟んで引き抜くと、平らにつぶれた輪が針穴にスムーズに入ります。また、小さな紙切れに糸を挟んで通す方法も有効です。

Q3:段数が合わない2枚のパーツをとじる場合、どうやって調整すべきですか?
A3:段数が多い方の編み地で、均等な間隔を空けて「1段に対して2回すくう」箇所を作るか、逆に段数が少ない側で適宜スキップを入れて調整します。事前に段数マーカーで全体を4等分・8等分にブロッキングしておき、区画ごとに均等に目を割り振るのが失敗を防ぐコツです。

かぎ針編みの作品作りにおいて、「閉じる」「はぐ」という工程は決して単なる後処理ではありません。編み地ごとの特性を理解し、適切な手法とテンションで仕上げることこそが、手作り感を「洗練された美しさ」へと昇華させる決定打となります。

まずは編み終わりのチェーンつなぎや、すくいとじの折り返し糸始末といった小さなポイントから意識してみてください。つなぎ目が目立たず端が綺麗に揃った瞬間、あなたのハンドメイド作品はこれまでとは見違えるほどのクオリティに到達するはずです。

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白石 ひなた
トレンドリサーチャー 白石 ひなた
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芸能・エンタメ取材7年。一次情報は事務所の公式リリースと本人の公式SNSに限定し、報道だけの情報は複数媒体の一致を確認してから扱います。

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